Ultra Fast Export の要件とワークフロー
Ultra Fast Export の要件、サポートされる範囲、データ上の制限を確認し、その出力を Standard Export と比較します。Paramora® Prism で使う前に、押さえておきたい点をまとめました。
- 適用対象
- 現在の Prism リリース · Navisworks Manage 2025–2027
- 提供状況
- Ultra および対象となる Pilot アクセス
- 対象読者
- 保存済みの大規模な NWD 統合モデルをエクスポートする Ultra ユーザー
- 最終確認日
Fast Export で変わること
Ultra Fast Export が変更するのは、Prism が保存済み NWD を取り込む方法だけです。保存されたファイルをプロセス外でデコードし、Standard Export と同じ中立的なスナップショットを構築します。共通のエンジン、形式ごとのライター、セマンティクス、検証、レポートは変わらず、これらが結果を決定します。
適格性チェックリスト
- 検証済みの権限によって、Ultra と Fast Model Read が付与されていること。
- アクティブなドキュメントが、未保存の変更のない既存の保存済み .nwd ファイルであること。
- Fast ヘルパーと、必要な署名済みコンポーネントが利用できること。
- Prism が、ジオメトリの十分なカバー率、ワールド座標での位置合わせ、フラグメントの帰属、階層の範囲を確実に確認できること。
- 選択したすべての範囲指定機能を、保存済み NWD と、その範囲に必要なライブ状態から再現できること。
適格性チェックに失敗した場合、Ultra Fast Export は停止して理由を報告します。Standard Export で続行するには、Ultra Fast Export を明示的にオフにして、設定を確認してください。
サポートされる範囲と出力
Fast は、統合モデル全体、現在の選択、保存済みセット/検索セット、ソースの除外、ライブの表示状態、モデルごとの個別出力に対応し、Current section についても、その範囲と配置のチェックに合格した場合に対応します。読み取った内容は、Standard Export と同じ IFC、OBJ/MTL、STL、FBX、glTF/GLB、DXF、OpenUSD、3D Tiles の各ライターに渡されます。
評価すべき再現性の違い
- Fast は保存済み NWD を読み取るため、反映させたいモデル、表示状態、外観の変更は、すべて事前に保存してください。
- Fast の経路では、名前やプロパティが不完全になる場合があります。代表的なモデルで、必要なプロパティファミリーを Standard Export の結果と照らし合わせて検証してください。
- Fast の安定識別子は、Standard の識別子と異なる場合があります。後工程の結合処理が以前の ID に依存している場合は、納品の途中で読み取り経路を切り替えないでください。
- 保存済みの外観は利用できますが、保存されていない永続的なライブオーバーライドは利用できません。
- Current section では、分離された縮小版の保存済みビューとネイティブのクリッピングを使用します。選択と配置を確認できない場合、Prism は停止します。
推奨ワークフロー
モデルの変更をすべて保存する
NWD を保存し、Navisworks に未保存の変更が表示されていないことを確認します。
代表的な範囲でテストする
ジオメトリ、位置合わせ、名前、プロパティ、安定 ID に依存するワークフローについて、Fast と Standard の結果を比較します。
承認済みのプロファイルで Fast を有効にする
ターゲット、実際に適用される設定、チェックを同一に保ち、読み取り経路だけが意図的な変更点になるようにします。
抽出レポートを確認する
レポートに Fast による抽出が記録されていることを確認し、識別の信頼度やベストエフォートに関する警告があれば内容を確認します。
必要に応じて Standard Export を使用する
保存されていないライブ状態や、Standard の識別子の連続性が必要な場合は、Fast を明示的にオフにしてください。