BCF によるモデル課題の交換
BIM Collaboration Format(BCF)は、モデルに関連する課題をアプリケーション間で伝達するための buildingSMART の標準です。トピック情報と、ビューポイントやコンポーネント参照などのモデルのコンテキストを含めることができます。ただし、チームは対象のモデル自体にアクセスする必要があります。課題を交換することは、そのジオメトリを交換することとは異なります。
課題は、判断または修正が必要な状況を説明するために使用します。受け取ったチームが元のレビューに参加していなくても課題を評価できるように、範囲、期待される結果、責任を持つ担当者を含めてください。
課題を対応可能な内容にする
| 項目 | 含める内容 | 記入例 |
|---|---|---|
| タイトル | オブジェクトまたは場所と、確認された状況 | サービスゾーン A の設備で資産コードが未入力 |
| モデルのコンテキスト | 納品物の識別子、リビジョン、影響を受けるオブジェクトの ID | 調整用 R03、識別子を添付 |
| 期待される結果 | 合意された要件または受け入れ基準 | 必要な設備に、承認済みの資産コードが入力されていること |
| 実際の結果 | 差異についての事実に基づく説明 | レビューした 3 つのアイテムで、合意したフィールドに値が入力されていない |
| 場所 | ビューポイントと、文章によるナビゲーション情報 | レベル 02、サービスゾーン A、設備グループ |
| 責任 | 担当者、期限、必要な判断 | 分野のコーディネーターがソースの値を確認して修正する |
| クローズの根拠 | 解決を示すもの | 更新されたリビジョンと、データチェックの再実行での合格 |
この例は説明用です。レビューしたファイルの識別子を使用し、可能な場合はルールや要件の参照を含めてください。関連するオブジェクトをまとめるのは、原因が同じで、同じ担当者が解決できる場合に限ります。
プロジェクト全体で使う前に課題の交換をテストする
- 互換性のある BCF のバージョンと、両方のアプリケーションが対応するファイルベースまたは接続サービスのワークフローを確認します。
- 双方で同じモデルリビジョンを使用し、試験用の課題を 1 件交換します。
- ビューポイント、選択したオブジェクト、説明文、担当者が想定どおりに届くことを確認します。
- 各システムでのステータスの対応付けと、添付ファイルやカスタムフィールドが引き継がれるかどうかについて合意します。
- オブジェクト識別子が変更された場合や、モデルが改訂された場合の扱いを文書化します。
受け取り側がオブジェクトを見つけられない場合は、まずモデルのリビジョンと識別子を比較してください。保存したビューが開けなくなったという理由だけで、課題をクローズしないでください。状況を引き続き調査できるように、文章による場所の説明と元の納品参照を残しておきます。
修正と検証を分ける
トリアージ
課題を再現できることを確認し、担当者を割り当てて、必要な対応について合意します。
修正
責任を持つ作成者がソースを変更するか、根拠に基づく説明を提示します。差し替え後のモデルリビジョンを記録します。
検証
レビュー担当者が、修正後の納品物で元のチェックを再度実行し、結果を記録します。
クローズまたは再オープン
基準を満たした場合は、根拠を添えてクローズします。満たしていない場合は、残っている状況を記載して再オープンします。承認された例外は明示的に記録してください。
受け取り側のグループ外に共有すべきでない情報が含まれていないか、スクリーンショット、コメント、添付ファイルを確認してください。プロジェクトの機密情報は承認された課題管理の場所に保管し、検出事項の説明に必要な資料のみを使用します。